
Author:J
猫好き、花好き、1月生まれのガーネット。甘いものは苦手で食べられないけど趣味が料理。ただいまケーキ作りに夢中。
![]() どこぞのン万Hitと比べたら、微々たるモノですけど、とても嬉しいです おいでくださったみなさん、ありがとうございます タイトルについてお話します タイトルの「太陽の東 月の西」は、P.アスビョルンセンとJ.モーの二人によって採集された「ノルウェー民話集」に採録されている作品名です。ごく最近その日本語訳本が出版されたのですが、残念なことにこのお話は選から漏れてしまったようでした) 過去にも何度か出版されているのですが、今のところほとんど絶版です、岩波少年文庫にごく最近まであったのですが増版はされないようです(どこかの本屋さんに売れ残りがあったら教えてください) 学校や図書館の児童書のところにあるかもしれません、、私の持っていたのはカイ・ニールセンが挿絵をつけた美しい絵本だったのですが、実家の引越しの際に無くなってしまって、もう見ることができません 北の国に子沢山の貧しい農夫がいました。農夫の末娘はたいそう美しい娘でした。 あるときシロクマがたずねてきて、大金持ちにしてあげるから、末の娘さんを下さいというのです。 娘は、泣く泣くシロクマの嫁になりましたが、この生活が奇妙なものでした。 昼間はクマと暮らすのですが夜になるとどうやら人間がやってくるのです。 灯りを付けることを禁じられているので、娘はその人の姿を見ることができません。 ある日、里帰りをした娘はこのことを母親に言ってしまいます。 里帰りの際シロクマと約束した「母親と2人きりにならない」をやぶってしまうのです。 母親は知恵をつけます。「こっそりと一本だけロウソクを照らしてその人の顔を見るのだよ。」と。 母親に言われた通りそっとロウソクをともして見ると、蝋が寝ている男の胸に落ちてしまいます。 目を覚ました美しい男は、 「自分はトロルに魔法をかけられた王子、一年このまま待ってもらえば魔法が解けたものを。」と嘆きます。 そして、太陽の東・月の西にあるお城でトロルの醜い姫をめとらねばならないと、消えてゆきました。 手がかりはただ一つ「太陽の東・月の西」この言葉だけ。 そこから娘の王子探しの旅が始まります。 どうですか? なかなか意味深いでしょう? ノルウェーの民話には よく役に立たない末っ子が出てきて大活躍しますが、女の子はめずらしい その昔読んだアンデルセンだって、姫を助けに行くのは王子様だよね ま、それはともかく最初に読んだときの印象が不思議で心に残ったんですね 里帰りの約束が「母親と2人きりにならない、話をしない」 「この世のはてあるいは、この世にはないどこか」にあるお城を「太陽の東 月の西」と表現しているところ 娘はその城をさがし、長い長い旅をして、三人の魔女に出会い三つのたからものを手に入れます。東風に西風のところまでのせてもらい、西風に南風のところへ、南風に北風のところへ。(このへんはサンリオのアニメ「ユニコ」を思い出します)そして、北風にのせられて「太陽の東 月の西」にあるお城へたどりつきます。 そして、そこからはお約束の知恵と勇気と宝物を使って、無事、王子様をとりもどすというお話。 ところで「太陽の東月の西」にやって来たあなたは、たどり着けない場所にたどりついた「人間」ではない何?・・・ひょっとしてトロル?w 挿絵は新書館から1979年に発行された『太陽の東・月の西ー北欧伝説』より カイ・ニールセンのエッチングです。ビアズリーを彷彿としますね |